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取手市長の中村修です。私が市長に就任してから、1年以上が経過しました。これまで、私の個人ページを通して、市政の振り返りをしてまいりました。
今回は、取手市が進めるDXについて皆様にお伝えしたいと思います。
DXとは、デジタル・トランスフォーメーションの略です。デジタル技術の活用を通じて、人々の生活をより良いものへと変革することを意味します。
本市は、令和5年4月1日、情報管理課内に「デジタル化推進室」を設置し、AIやICTの活用等により、市民福祉向上、市役所業務の効率化等、デジタル化を推進しています。昨今、進展する先進的なデジタル技術の動向を適切に把握し、官民連携による音声テック協定を締結し、市民サービスの向上や業務効率化につながるデジタル技術の導入・推進を図るなかで、次の4つの効果が上がるよう取組を進めています。
聴覚障がい者や難聴者のための音声認識文字表示ディスプレイの設置や、一部市役所窓口でのキャッシュレス決済の導入、マイナンバーカードのオンライン手続きのサポート窓口開設など、最新の技術を活用した行政サービスを導入・提供することで、市民の利便性向上を進めています。
【マイナンバーカード】オンライン手続きのサポート窓口を延長します
最新の技術を適切に取り入れることにより、事務処理時間の短縮やデータの入力ミス防止を図ることができます。最新の技術の活用により行政事務が最適化され、人員配置の見直し等による市民サービスの向上につなげていきます。
令和6年7月8日(月曜日)には、職員が利活用しているAI等を用いた各種システムを展示・説明する、市職員向けの展示型説明会を開催しました。AIを活用し、特に文書を作成する際は、生成された文章等を自身で見つめたうえで、最後に「気持ちを込める」ことが重要と私は考えます。
AI活用等により行政手続きを電子化することで紙資料の削減はもちろん、当市は取手庁舎、藤代庁舎、分庁舎、取手ウェルネスプラザ等々、庁舎が分散しているなかで、決裁のため各庁舎間を往来する際のガソリン代や移動等に要する時間の短縮も図れています。さらに、電子決裁システムや庁内グループウエアの推進も追い風となり、着実に環境負荷の低減が進んでいると感じています。
デジタル化が普及する一方で、「スマートフォンの操作方法が分からない」といった最新技術に不慣れな市民や、インターネットの利用に不安を抱えている市民も少なからずいらっしゃると思います。この課題を解消するために、イベントや自治会に市職員が伺い、スマートフォン等の端末操作を教える相談窓口を開設してます。
官民問わず社会全体がデジタル化に向かう中で、本市においてもこれまで一部の行政手続でのオンライン申請等を始め、住民票等のコンビニ交付サービスの他、デジタルを活用した便利な市民サービスの提供および行政事務の最適化に努めてまいりました。
今後も一層の市民の福祉向上のために、DXに係る先進的事例の研究、オンライン申請の利用拡大のための情報提供やデジタルデバイスの活用支援等を継続し、デジタル化推進に取り組んでまいります。