現在位置 ホーム > くらしの情報 > 子育て・教育 > 学校教育 > 学校給食 > 学校給食ができるまでを紹介します

印刷する

更新日:2024年2月14日

ここから本文です。

学校給食ができるまでを紹介します

このページでは、学校給食ができるまでの過程をご紹介します。

物資納入業者の決定

年に1回、「取手市学校給食用物資納入業者登録に関する要綱」に基づき、学校給食で取り扱う食材・食品を納入する業者を審査し決定します。

取手市学校給食用物資納入業者に関する要綱(PDF:5,170KB)(別ウィンドウで開きます)

献立の作成

学校に在籍する栄養教諭が、栄養バランス、食材、行事、食物アレルギー、価格などを考慮して献立案を作ります。

献立案は、給食を実施する約2から3か月前に献立会議で検討し、決定します。家庭には、給食実施月前に学校を通して家庭へ配布します。食物アレルギーの対応を要するお子様がいる家庭には、給食の使用材料がわかる献立予定表などを併せて配布します。

学校給食における食物アレルギー対応

給食に使用する食材の準備

取手市では、旧・取手市地区の学校は、各学校の給食室から給食を提供している一方、旧・藤代町地区の学校は、学校給食センターから給食を提供しています。

給食に使用する食材は、各学校または学校給食センターに在籍する栄養教諭か学校栄養士が、給食実施の約1から2か月前に発注します。

給食を作る準備と作る工程

給食室で給食ができるまでの流れを永山小学校を例に紹介します。

調理開始前にすること

日頃からの衛生管理の徹底

食中毒や異物混入を防ぐため、日常点検票に基づき、設備や器具の点検・消毒、水質検査などを通して衛生管理を日々徹底しています。

なお、調理員や栄養教諭および学校栄養士は、検便を月2回実施しています。

身支度

  • 正しい手洗い手順に従い、手指、腕(肘まで)、爪の間(爪ブラシを使用)まで十分に洗います。また、手洗いは、作業内容が変わるたびに同様の手順でしっかり洗います。
  • 清潔な、専用の調理服・帽子・エプロン・マスク・靴を着用し、調理に臨みます。

調理服や帽子、マスク、コックシューズを着用している調理員
調理に従事する者の服装

食材の納入と検収

栄養教諭または学校栄養士の発注した食材が学校に納品されます。

基本的に、常温保存できる調味料などを除き、野菜や肉、牛乳などの食材・食品や牛乳は、給食提供日の当日朝に、それぞれ専用の受け入れ口から納品されます。

はかりで野菜を測る様子
野菜と肉は、はかりで量を計測するとともに、傷み等により品質に問題がないかを確認します。

肉の温度を温度計で測る様子
肉は、温度を測ります。

保存食の採取

食中毒及びその疑いが発生した場合、発生原因を調査するために、調理前の食材と調理済みの料理をそれぞれ50グラム程度袋にとり、保存しておきます。

冷凍庫の中に袋詰めの食材等が入っている様子
食材等を保存しておくための専用冷凍庫

下処理・切裁

納品された食材のうち、野菜は専用の下処理スペースで洗浄等の処理をおこなっています。

シンクで緑色の葉物野菜を洗う様子
野菜は、三槽式のシンクで繰り返し十分な流水で丁寧に洗います。

包丁で大根を切る様子
包丁でごぼうを切る様子
野菜を洗った後は、献立に合わせて包丁や野菜切り機を使って切ります。人参、大根、蓮根は、食品ロス削減の観点から皮がついたまま使用します。

食材を広げて異物がないか確認する様子
食材はすべて異物混入の確認をします。特に、複数単位で袋にはいっているものや葉物野菜は、1袋ずつまたは1枚ずつ広げて目視確認します。また、使用した調理器具は、刃こぼれや異常音がないか確認します。

調理

様々な調理器具を使用し、調理をします。大量調理となるので、計画的な調理と事故防止のため、作業工程や作業導線を工夫しています。

アレルギーのあるなしに丸をつけるチェックシート
献立内容を確認し、食物アレルギーの対応が必要な子どもがいるか再確認します

大型の窯で大きなへらを使い調理する様子
大型の釜で、煮物・汁物・炒め物などを調理します。

フライヤーで揚げ物を揚げる様子
フライヤーで、揚げ物を調理します。揚げ物は、一から衣をつけて作るなどできる限り手作りをしています。食中毒の防止のため、加熱調理する食材は、温度計を食材の中心に刺して中央温度が75度以上(場合によっては85度以上)1分間以上続くことを確認して仕上げます。加熱ムラがないように3か所測定し、その温度と時間を記録します。

大型のおたまを使い味噌汁を食缶に入れる様子
だし汁も削り節からとるなど手作りを心がけています。

スチームコンベクションに食材を入れる様子。食材は段組みになっている。
スチームコンベクションは、焼く・煮る・ゆでるなどの複数の調理工程に対応できます。また、給食は焼く・煮るなどの調理法も偏らないように献立が工夫されています。

真空冷却機でゆでたサラダを冷却をする様子
加熱調理したサラダや和え物などの料理は、食中毒の防止のために真空冷却機で速やかに冷やします。

汁物の塩分測定をする様子
汁物は、調理後に塩分量が適切か塩分測定をしています。

検食

ソファーに座って給食を食べる大人
子どもたちに給食を配膳する前に、校長先生をはじめとした大人が、仕上がった料理の味、色、形態、香りなどを試食して確認します。

できあがった料理は、食缶やバットに入れ、ワゴンに載せて配膳室に運びます。

食器などが載ったワゴンをエレベーターに載せる様子
2階以上の階には、専用のエレベーターを使い、配膳室に送ります。

配膳

各クラスの給食当番や担任の先生が、配膳室から各教室に給食を運びます。

子どもたちが白衣を着て配膳する様子
運ばれた給食は、子どもたちが配膳します。

給食の時間

前を向いて、教室で給食を食べる子どもたち
給食の準備が整ったら、みんなが席について「いただきます」で食事を始めます。
その日の献立や食べ物についての校内放送などで、食への理解を深めます。

使い終わった食器をかごに入れる子ども
食べ終わったら、感謝の気持ちを込めて「ごちそうさまでした」のあいさつをした後、順番に食器を片付けます。

給食の片付け

食器等の後片付け

食缶や食器をワゴンに載せて配膳室を介して給食室に戻します。

戻ってきた食缶をみて、残食の具合を確認し、今後の献立作成に役立てます。

食器等の洗浄

食器は、1人2枚(永山小学校は炊飯校のため3枚)が基本です。翌日の給食でも使用するために、これらの食器を一度に短時間で洗う必要があります。

水がたまったシンクでたくさんの食器を手洗いする大人
一枚一枚を丁寧に手洗いした後、食器洗浄機で仕上げ洗いをします。

食器等の消毒

食器洗浄機で食器の洗浄を終えたら、熱風保管庫で消毒・保管し、翌日の給食の使用に備えます。

食器かごに入った食器が機械の中で並んでいる様子
熱風保管庫で乾燥・消毒された食器と食器かごです。このまま翌日まで保管します。

学校給食センターでの調理工程

以下のリンクから、学校給食センターでの調理工程などを紹介した動画をご覧になれます。

広報とりで2023年2月1日号特集動画「いただきます!を支える学校給食」

PDFファイルなどは音声読み上げソフト等で正しく読み上げられない場合があります。必要に応じてお電話等で個別に対応させていただきますのでご連絡ください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

保健給食課 

茨城県取手市藤代700

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-83-6610

広告エリア

広告募集要綱