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更新日:2024年2月15日

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【講座終了】市民大学東京大学EMP特別講座「化石の記録から解き明かす人類の進化と現在」

令和6年1月17日に取手ウェルネスプラザにおいて、取手市民大学東京大学EMP特別講座「化石の記録から解き明かす人類の進化と現在」を東京大学特別教授の諏訪元先生をお招きして実施し、318名の申し込みがあり、多くのかたにご参加頂き、大盛況でした。化石から推察されるヒトと猿の分岐や進化についてお話いただきました。参加者からも「学生の頃学んだ論説と違って面白かった」「証拠に基づいた説明だったので、説得力があり良かったです」「丁寧に説明いただいたので、分かりやすかった」といった喜びの声が多数ございました。

1月17日市民大学東京大学EMP特別講座の様子

日本を代表する人類学者の諏訪元教授が市民大学に初登壇

東京大学EMPは東京大学の持つ最先端の知識と思考を身につけ、教養や洞察力、柔軟性などの高い総合力を備えた人材を育成するためのプログラムです。市では、東大で行われている講義の中から厳選した講義を市民大学として、平成25年度より開催しております。各分野の最先端で活躍するかたがたの講義は、内容は高度ですが、講義は分かりやすく、新しい発見や理解が得られると大変評判の高い講座となっています。今回は、東京大学特別教授の諏訪先生をお招きし、人類の進化と現在について化石から明らかになったことを紹介します。

市民大学講座「化石の記録から解き明かす人類の進化と現在」のチラシ画像

チラシ「化石の記録から解き明かす人類の進化と現在」(PDF:520KB)(別ウィンドウで開きます)

内容

ヒトは800万年前ごろに類人猿と分岐したと思われ、その後、独自の進化を遂げてきた。その長期にわたる進化史は、徐々に明らかにされてきている。共通祖先の類人猿から、ゴリラ、チンパンジーとヒトの系統がそれぞれに分化し、特殊化していった。人類の系統は、初期のころから攻撃性が比較的低く、食物分配などの協力行動が特殊的であった可能性が指摘されている。その後、より開けた環境に生息域を広げ、社会性が強化され、動物資源を比較的多く取り入れる生存様式が生じ、ホモ属へと進化していった。ホモ属では、道具使用行動と脳の増大が急速に進み、我々ホモ・サピエンスに至る。この長期にわたる進化史を概観し、ヒトの特徴を改めて認識し、現在を考えてみたい。

講師

講師の諏訪氏の画像
諏訪 元 氏(東京大学特別教授、東京大学総合研究博物館特任教授)

東京大学理学系研究科博士課程修了、カリフォルニア大学バークレー校PhD、東京大学総合研究博物館教授、館長などを経て現職。1980年代以来、主にエチオピアをフィールドとし、初期人類化石の研究に従事、ラミダス猿人はじめ各進化段階の人類化石やアシュール型石器などの研究に携わってきた。分担執筆として「シリーズ進化学5、ヒトの進化」(岩波書店)、「アフリカの骨、縄文の骨-遥かラミダスを望む」(東京大学総合研究博物館)、「アシュール石器文化の草創」(東京大学出版会)など。

日時

令和6年1月17日(水曜日)午後1時から午後3時(開場は正午より)

会場

取手ウェルネスプラザ 多目的ホール

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お問い合わせ

生涯学習課 

茨城県取手市藤代700

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-83-6610

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