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【講座終了】市民大学東京大学EMP特別講座「宇宙の暗黒面ー最新の観測に基づく宇宙の運命に迫るー」

令和5年12月15日に取手市民会館において、市民大学東京大学EMP特別講座「宇宙の暗黒面ー最新の観測に基づく宇宙の運命に迫るー」をカリフォルニア大学バークレー校マックアダムス冠教授、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授の村山斉先生をお招きして、752名の申し込みがあり、多くのかたにご参加頂き、大盛況でした。

NHK「最後の授業」等でもご活躍されている世界的な物理学者の講演です！

東京大学EMPは東京大学の持つ最先端の知識と思考を身につけ、教養や洞察力、柔軟性などの高い総合力を備えた人材を育成するためのプログラムです。市では、東大で行われている講義の中から厳選した講義を市民大学として、平成25年度より開催しております。各分野の最先端で活躍するかたがたの講義は、内容は高度ですが、講義は分かりやすく、新しい発見や理解が得られると大変評判の高い講座となっています。今回は、NHK「最後の授業」等でもご活躍されている世界的な物理学者、村山斉先生をお招きし、宇宙の不思議を分かりやすく話します。

チラシ「宇宙の暗黒面ー最新の観測に基づく宇宙の運命に迫る！ー」（PDF：741KB）（別ウィンドウで開きます）

内容

過去十年間に宇宙の理解は革命的に進歩した。「万物は原子で出来ている」のは全くのウソとわかり、原子は宇宙全体の5％にも満たない。銀河、星が出来て私たちの存在に必要な惑星が生まれたのは未知の物質、暗黒物質のお蔭であり、宇宙の23％を占める。また宇宙が膨張するに伴ってわき出すエネルギー、暗黒エネルギーが宇宙を引き裂き、宇宙に終わりをもたらすかもしれない。宇宙の暗黒面、観測に基づく現代宇宙論を紹介し、宇宙の始まりと終わりに迫ってみる。

講師

村山　斉　氏（カリフォルニア大学バークレー校マックアダムス冠教授、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授）

素粒子からダークマター、宇宙が急速に膨張している理由に至るまで、自然界の根幹に関わる謎の解明に取り組む。1991年に東京大学で理論物理学の博士号を取得した後、ローレンス・バークレー国立研究所上級研究員、カリフォルニア大学バークレー校MacAdams冠教授。2007年には、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構の初代機構長に任命され、機構の立ち上げ・運営に11年間尽力した。現在も東京大学特別教授として日米の両拠点を行き来しながら理論・実験物理学、数学、天文学を相乗的に活用し、宇宙がどのようにして創られたのか、何で出来ているのか、そして私たちがなぜ存在するのかを解き明かすことを目指している。

日時

令和5年12月15日（金曜日）午後6時から午後8時（開場は午後5時より）

会場

取手市立市民会館　ホール

受講料

無料

定員

1000名（先着順）