印刷する

更新日:2024年2月22日

ここから本文です。

令和4年度市民大学特別講座

取手市では、平成25年度より市民大学講座を実施しております。
市民大学講座は、市民のかたの「知りたい・学びたい」というニーズに応えるもので、健康や環境、歴史など様々な分野の講座を実施しています。なお、市民大学講座はどなたでも受講できます。

令和4年度講義画像。ステージ上の大スクリーンにスライドを映し、演題で講義する男性の姿。

令和4年度実施講座の概要

令和3年度は年間で合計1175名のかたが講座を受講しました。

令和4年度実施講座

コミュニティ(市民)防災を進めよう 第3回

取手市の実情に合った地域防災について、災害時における各組織の役割等の再確認、また地域の住民を守る行動や課題の共有、解決のための手法について、グループに分かれてディスカッション及びタイムラインの作成を行います。

  • 講師 松尾 一郎(NPO法人環境防災総合研究機構 環境・防災研究所副所長、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター客員教授)
  • 受講決定者 78人

いくつかのグループに分かれた人たちが会議室内で座っている画像。

激しさと静けさ-絵画を通して考える<存在の意味>について

いま、時代は大きく変わろうとしている。人間の文化の地平が大きく変動していこうとしている。人間の歴史とは何だったのか。そのことを、絵画の歴史を通して考える。『青の美術史』(平凡社)、『絵画の冒険』(東京大学出版)、また最新刊の『クリスチャンにささやく』(水声社)で論じたアーティストたちへの「存在への問い」の冒険を通して、われわれがどこからどこに行こうとしているのかをいっしょに考えてみたい。

  • 講師 小林 康夫(東京大学名誉教授)
  • 受講決定者 254人

黒背景、スーツ姿の高齢男性があごに手を当てて微笑んでいる画像。

猫に教えられた新しい医療:AIMによる体のゴミ掃除で治らない病気を治す

なぜ、ほとんどの猫が腎臓病になるのか?それを解き明かす鍵がAIMである。AIMは血液の中にあって、病気の原因となる様々な「生体ゴミ」を速やかに掃除する役割をもつ。ところが猫では、先天的にAIMがうまく働かず、腎臓にゴミがたまり続けることによって、徐々に腎臓が破壊され腎不全に陥ってしまう。人間でも自分のAIMのゴミ処理能力を超えるほどのゴミがたまると、腎臓病を初め、現在の医療では治療が困難な様々な病気が発症すると考えられる。すなわち、AIMを薬として用いれば、猫でも人間でも、治らない病気に打ち克てる可能性が高い。今回は、こうしたAIMの研究の歴史についてお話ししたい。

  • 講師 宮崎 徹(一般社団法人AIM医学研究所代表理事・所長、元東京大学大学院医学系研究科教授)
  • 受講決定者 281人

スーツ・ネクタイ姿の中年の男性が手を重ね着席している肖像的な画像。

ウイルスは役に立つ-ワクチン開発と新たながん治療法の開発-

ウイルスと人間はずっと共存してきた。新しいウイルスが出てきても相手をよく知ることが大事である。また、ウイルスは、致死性感染症の防御にも、新しい癌治療法の開発にも役立つ強い味方にもなる。本講演ではウイルスの有用性を紹介する。

  • 講師 甲斐 知惠子(東京大学名誉教授)
  • 受講決定者 217人

短髪の女性が微笑んでいる顔写真。

ユニークさを活かすAI・ロボット時代の学び方・働き方

学校は、勉強ができて、協調性がある明るく素直な子を理想としてきたような気がします。読み書きが苦手、協調したくないと言った子どもには生きにくい場所でした。AIやロボットによって社会の求める人間像も変わってきました。これからの教育について一緒に考えてみましょう。

  • 講師 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センターシニアリサーチフェロー)
  • 参加者 この講座は中止となりました。

中年のグレーのジャケット・スタンドカラーシャツを着た男性が笑っている胸上の写真。

脱炭素社会におけるエネルギーと経済の未来:カーボンプライシングの役割

地球温暖化対策のため、2050年までに二酸化炭素排出をゼロにする脱炭素が求められています。脱炭素社会でのエネルギーや、脱炭素を実現するためのカーボンプライジング(炭素に価格を付ける仕組み)などをお話しします。

  • 講師 有村 俊秀(早稲田大学政治経済学術院教授)
  • 受講決定者 177人

短髪・めがねでスーツ・ネクタイ姿で白髪あごひげの男性の顔写真。

【光格子時計】-新しい時間をつくる

普遍な振動現象を利用して、時間を共有する道具が時計でした。かつての天文観測に代わり、現在では、遙かに正確な周期性をもつ原子の振動が時間を決めています。さらに進化した原子時計は、重力によって曲がった相対論的な時空を映し出すことで他者との時間共有の難しささえ浮き彫りにし、原子時計が基礎におく物理定数の恒常性まで研究の対象にしようとしています。2001年に提案した「光格子時計」は、現行の国際単位系の1秒の精度を100倍以上も凌駕し、「秒の再定義」に迫ろうとしています。この精度では、地上数センチメートルの高低差で、地球に近い時計は重力によって時計がゆっくり進むのを確認できます。最新の研究成果を紹介し、未来の時計の役割を展望します。

  • 講師 香取 秀俊(東京大学大学院工学系研究科教授)
  • 受講決定者 168人

短髪・スーツ・ネクタイでふちなしめがね(ツルは黄色)の男性がほほえんでいる証明写真様の画像。

(注意)

  • 講師の肩書きは登壇当時のものです。
  • 敬称は略しています。

過去の特別講座の紹介

過去の特別講座の詳細は下記リンク先をクリックすると閲覧できます。

お問い合わせ

生涯学習課 

茨城県取手市藤代700

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-83-6610

広告エリア

広告募集要綱