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今回ご紹介する献立は、「食品ロス削減献立」です。江戸川学園取手中・高等学校調理同好会に所属する高校生がアイディアを出し、小中学校、保育所に栄養士が相談しながら献立を考えました。
今回の「食品ロス削減」を題材にした献立は、ごみを減らすための工夫がされています。「とりとりおから丼」に入っている「おから」は、大豆から豆乳をつくるときに残ったもので、その多くが捨てられてしまっています。他にも、捨てられてしまうことが多い「しいたけの軸」や「長ねぎの青い部分」も入っています。みそ汁のだしをとった後に捨ててしまう「だし殻」も、おひたしで使います。
もうひとつのテーマは、「地場産物の活用」です。茨城県でたくさん作られている食べ物(小松菜、白菜、豚肉、さつまいも、ごぼう、こんにゃく(いも)、長ねぎ)がたくさん入っています。
学校でも、家でも食品ロスを減らす方法があります。茨城県の味を楽しみながら、自分でできることを考えましょう。
食品ロス削減献立。市内の公立保育所・一部私立保育園、藤代幼稚園、市立小中学校20校、江戸川学園取手小学校で、統一献立として、令和6年2月19日(月曜日)の給食として提供されました。
材料 | 分量(1人分) | 分量(4人分) |
---|---|---|
ごはん | 110グラム | 茶碗約4杯 |
鶏ひき肉 | 40グラム | 160グラム |
たまねぎ | 19グラム | 80グラム (約5分の2個) |
ホールコーン | 12グラム | 50グラム |
おから | 7グラム | 30グラム |
しいたけの軸 | 1.6グラム(目安) | あるだけ (かさ部分の残り) |
しょうが | 1グラム | 4グラム (1スライス) |
砂糖 | 2グラム | 大さじ1杯 |
しょうゆ | 2.8グラム | 小さじ2杯 |
酒 | 2グラム | 大さじ2分の1杯 |
みりん | 0.9グラム | 小さじ2分の1杯 |
サラダ油 | 0.3グラム | 小さじ2分の1杯 |
(だし汁) |
適量:みそ汁を作る際にだし汁をとっておき、適宜使用する |
(調理のポイント1)しいたけのかさ部分をみそ汁に使用し、余った軸部分を使用します
(調理のポイント2)全体がパサつくようであれば、だし汁を加えて調整する
材料 | 分量(1人分) | 分量(4人分) |
---|---|---|
はくさい | 65グラム | 260グラム (約2.5枚) |
こまつな | 16グラム | 65グラム (約1.5株) |
にんじん | 8グラム | 32グラム (約5分の1本) |
かつお節又はだしパックのだし殻 (汁物のだし汁をとるために使用したもの) |
1.2グラム | 適量 (水分を含まない量で5グラム程度) |
しょうゆ | 0.8グラム | 小さじ4分の3杯 |
みりん | 0.2グラム | 1グラム |
(調理のポイント3)こまつなは、根の部分に泥がついていることが多いため、よく洗ってから切ること
(調理のポイント4)にんじんは、皮ごと使うため、よく洗ってから使用すること。学校給食では、だいこん、にんじん、れんこんの皮をむかずに提供しています
(調理のポイント5)だしパックの中身は、削り節状のものを想定しています。中身が大きい場合は、ミキサーにかける等して細かくしてください。また、だしパックを使用しない場合は、削り節を使用してください
(調理のポイント6)味つけは、全体の出来上がり量や食べるかたの好みで加減してください
材料 | 分量(1人分) | 分量(4人分) |
---|---|---|
豚こま肉 | 12グラム | 50グラム |
さつまいも | 36グラム | 150グラム (約2分の1本) |
ごぼう | 8グラム | 30グラム (約5分の1本) |
こんにゃく | 10グラム | 40グラム |
長ねぎ | 7グラム | 30グラム (約10センチメートル程度) |
生しいたけのかさ | 8グラム | 32グラム (約3個) |
みそ | 9グラム | 大さじ2杯 |
だし汁 (だしパック又はかつお節(厚削り)) |
適量 | 適量 (パッケージの表記を参考に、600から700ミリリットルのだし汁がとれる程度のものを使用) |
(調理のポイント7)だしをとった後のだし殻は、おひたしに使用するためとっておく
(調理のポイント8)だし汁の一部(少量)は、とりとり(取鶏)おから丼に使用するためとっておく
(調理のポイント9)しいたけの軸部分は、とりとり(取鶏)おから丼に使用するためとっておく
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