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12月18日(水曜日)、戸頭中学校3年生の全生徒を対象に、取手市議会議場にて、第2弾となる「中学生議会」を開催しました。
第1弾は11月12日(火曜日)に、議員13人と議会事務局職員が戸頭中学校を訪問し、生徒の皆さんと議員が対話しながら、「中学生議会」に向けた発表内容を作り上げる「出前授業」を行いました。第1弾の様子は次のリンクから内容をご覧ください。
(令和6年度第1弾)戸頭中学校と市議会との協働事業出前授業を開催しました(別ウィンドウで開きます)
第2弾である今回の「中学生議会」は、3年生の59名の生徒が来場。「取手市の課題を解決するために、市はどのような事業を行うべきか」をテーマに、前半・後半で1組、2組のクラスを入れ替えながら、合計12グループの生徒が壇上で、第1弾の「出前授業」で発表し、その後まとめ上げた資料を基に議案の説明を行いました。
この日は、3年生の全生徒が議場の壇上に上がり、発表を行いました。そのため、1組、2組を入れ替え、2部制で「中学生議会」を行うため、はじめに1組の生徒が、その後2組の生徒がこの日に向けてまとめた議案の提案理由の説明、質疑、採決までを行う方法で中学生議会を実施しました。
当日の「中学生議会」の日程は次のとおりです。
はじめに、議場に入場したのは1組の生徒です。市議会議員、議会事務局職員が一斉に拍手でお迎えしました。
初めて入る議場に緊張しながら入場する生徒の姿に参加議員一同初々しさを感じつつ、ほどよく緊張感のある空気から始まりました。
最初に議場に入場したのは、1組の生徒です。2組の生徒は傍聴席に着席しました。
今回、2クラスの生徒が全員議場にて「中学生議会」を行いました。1組、2組入れ替え制で議場に着席し中学生議会を行うため、議長は、発表を行わないクラスの代表の生徒2名が務めました。
1組の中学生議会の際は、2組の生徒代表の猪原さん、久保田さんが協力して議長を務め、議長席から議事進行を行いました。
2組の中学生議会の際は、1組の生徒代表の卜部さん、海老原さんが協力して議長を務め、議長席から議事進行を行いました。
取手市議会には、理念や政策を同じくする「会派」が結成されています。「中学生議会でも」各グループに「会派名」をあらかじめ決めていただき、会派ごとに作成したプレゼン資料を議場内スクリーンに投影して、議案の提案理由説明を行いました。
1組からは、「多子低齢化党」、「悪党伐党」、「IBA党」、「シシ党」、「スーパー防犯党」、「おっとっ党」という6会派のメンバーがそれぞれ会派ごとに壇上に上がり、事前に準備していたプレゼンの資料を議場内のスクリーンに投影しながら提案理由の説明を行いました。その後会派ごとに質疑が行われ、市議会議員・生徒議員からの質疑に対し、生徒議員たちは相談しながら慎重に答弁を行いました。
今回の採決は12の「会派」(グループ)ごとに表決権を与える形で実施しました。採決に入る前に会議を一度休憩し、「会派」として採決をどうするかメンバー間で相談したり、市議会議員が議場内、傍聴席の生徒たちと対話し、生徒に対し採決に向けた相談やアドバイスを行いました。
採決は、取手市議会の議案の採決時に実際に使用しているタブレット端末を用いた採決システムを用いた採決を行いました。今回は12会派に1台ずつ、合計12台のタブレットを配置し採決を行いました。
採決の結果、1組の6つの提出議案のうち、「悪党伐党」の防犯グッズ購入費補助事業、「IBA党」の取手市団地の空き部屋アート化事業の提案が可決されました。
採決結果は、議場内の2か所のスクリーンやモニターに表示されます。採決結果が表示されると結果に一喜一憂している生徒たちの様子が印象的でした。
可決された2議案のうちの1議案については、賛成、反対の数が6票ずつの可否同数となり、最後は、議長裁決と呼ばれる議長による可否判断が行われ、可決となりました。可否同数は取手市議会でもとても珍しく、議長の猪原さん、久保田さんは慎重に相談の上、緊張した面持ちで裁決していました。
続いて、3年2組の6会派が議場にて説明を行いました。2組からは、「安全党」、「ありが党オリゴ党」、「取手市ふるさと党」、「こんぺい党」、「マスカッ党」、「なっ党」という6つの会派のメンバーがそれぞれ壇上に上がり、事前に準備していたプレゼンの資料を議場内のスクリーンに投影しながら提案理由の説明を行いました。その後会派ごとに質疑が行われ、1組の中学生議会のやり取りを見て生徒達も感覚がつかめたのか、2組の質疑応答の際には生徒議員からも多くの質疑が出され、質疑を受けた会派の生徒議員たちは相談しながら慎重に答弁を行いました。
採決は1組と同様に、取手市議会の議案の採決時に実際に使用しているタブレット端末を用いた採決システムを用いた採決を行いました。
採決に入る前に会議を一度休憩し、「会派」として採決をどうするかメンバー間で相談したり、市議会議員が議場内、傍聴席の生徒たちと対話し、生徒に対し採決に向けた相談やアドバイスを行いました。
採決の結果、2組の6つの議案のうち、「安全党」イノシシハザードマップの作成事業、「取手ふるさ党」のふるさと納税増進事業の提案が可決されました。
2組の6つの議案についても、3議案が賛成、反対の数が6票ずつの可否同数となり、最後は、議長裁決と呼ばれる議長による可否判断がなされ可決となりました。議長の卜部さん、海老原さんは慎重に相談の上、緊張した面持ちで裁決していました。
最後に、可決された4つの議案は、参加した生徒議員の代表として、生徒議長の4名の皆さんから岩澤取手市議会議長に手渡されました。
岩澤議長が生徒議員に対し、講評を行いました。「本日は盛りだくさんな議論、楽しい雰囲気をつくっていただきありがとうございます。本日可決された4つの提案を議会でもしっかり預かり、今日の時間を無駄にすることなく議会でも進めていきます。皆さんも風邪などに気を付け、受験を頑張ってください。」と述べました。
最後に、クラスごとに議席に着席して、市議会議員と記念撮影を行い終了となりました。出前授業から約1か月間、準備の期間も含めるとそれ以上の時間をかけ、生徒たちは取手市について色々調べ、資料を作り発表し、真剣に議論を重ねいただきました。取手市議会としても、可決された4つの議案を今後調査していきます。戸頭中学校の3年生の皆さんありがとうございました。
1組の生徒議員
2組の生徒議員