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平成31年2月13日、取手市議会棟で開かれた県南市議会議長会で、「私の経験から見るインクルーシブ教育」と題して、市内在住の山口凌河(やまぐちりょうが)さんが1時間半にわたって講演しました。
県南市議会議長会は、県南の10市から構成する市議会の集まりで、各市の議長や副議長、事務局長などが講演を聞きました。
山口さんは、東洋大学に通う大学生です。中学校在学中に、難病のレーベル病を発症し、約半年の間にほぼ視力を失ってしまいました。現在は、大学で社会福祉学科で学びながら、ゴールボールという競技で2020年の東京パラリンピック出場を目指して活動しています。
これらの経緯を踏まえて山口さんは、家族や友達への思い、ゴールボール競技との出会いなどを通じて感じたことなどを講演していただきました。講演中は、自ら作成したスライドを映し出し、参加者とコミュニケーションを図りながら進め、視覚障がいとはどんなことなのかを、時には参加者の笑いをとりながらわかりやすく説明されました。
そして、「視覚障がいとは、ただ、見えていないだけ。一つの個性であり、違いである」などの言葉を投げかけました。講演を聞いた参加者から「私たち議員に求めることは」との問いに、「施設の整備ということよりも、様々な施策等の情報が当人に届いてこないことへの支援を」などと、視覚障がい者に対する理解を求めました。
終了後には大きな拍手で、講演が閉じられました。
山口さん素敵な講演ありがとうございました。2020年東京パラリンピック出場と金メダル獲得を応援しています。